熊野市地域公共交通計画を策定しました。

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1 策定の背景と目的
 本市では、どの地域においても人口減少や高齢化が急速に進んでいるなかで学生の通学や高齢者の通院や買い物など自家用車を利用できない方々の移動に鉄道、路線バス、デマンドタクシー等の公共交通サービスは重要な役割を果たしています。
 また、本市は世界遺産熊野古道など数々の景勝地を有する観光地でもあり、観光客の移動手段としても地域公共交通の維持・確保は重要となっています。
市民の主な移動手段は自家用車に依存しており、人口減少も進んでいることから公共交通の利用者は減少傾向にあります。
 燃料価格の高騰等もあいまって地域公共交通事業者の経営状況は厳しい状況が続いており、本市などが補助金等によって赤字の一部補填を行っている路線もありますが、利用者の減少により補助金による赤字補填が困難になる可能性も出てきています。
 このような状況を踏まえ、交通事業者等と連携して、現在の地域公共交通を維持し、より利用しやすくしていくために地域公共交通計画を策定しました。

2 計画策定までの経緯
 ・本計画を策定するにあたり熊野市地域公共交通活性化協議会を4回開催し計画内容について協議を実施。
 ・市が運行するバス5路線の利用状況調査を実施。
(令和5年7月3日から23日の期間中、月曜日から日曜日の7日間調査を実施。)
 ・公共交通アンケート調査を無作為抽出した市民1,210名を対象に実施。(令和5年7月31日~8月18日の期間で実施。回答数333名。回答率27.5%)
 ・乗合タクシー利用者へのアンケートを実施。
 (令和5年8月21日~9月5日の期間中アンケートを実施。回答数117件)
 ・交通事業者等への聞き取り調査を実施。
 (令和5年8月16日、17日に交通事業者3社、福祉事業者3社に実施。)

3 計画期間
  令和6年度~令和10年度

4 計画の目標
目標1 地域の実情に対応した交通体系の確保・構築
目標2 観光客にも対応した公共交通サービスの提供・利用促進
目標3 公共交通サービスと福祉輸送サービスの連携・協働

5 目標の評価
指標1 市が運営・支援する公共交通機関の年間利用者数

目標値
(令和10(2028)年度) 75,000人
現況値(令和4(2022)年度66,124人)

指標2 熊野市バス、乗合タクシー、市街地周遊バスの利用者1人当たりの市負担額
目標値(令和10(2028)年度) 現況値以下
(令和4(2022)年度現況値1,706円/人)

指標3 熊野市バス、乗合タクシー、市街地周遊バスの収支率
目標値(令和10(2028)年度) 現況値以上
(令和4(2022)年度現況値12.79%)

お問い合わせ

市長公室/企画係

〒519-4392 三重県熊野市井戸町796
電話番号:0597-89-4111
内線:313

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