こころの健康づくり(自殺予防対策)
仕事や家庭、人間関係、健康上の悩みや経済的な問題など、さまざまなストレスで心身が疲れ切ってしまうと私たちの身体は誤作動を起こし、『漠然とした不安』や『原因もないのに涙が出る』といったこころの不調を引き起こしてしまいます。
以前ならなんともなかった出来事でも2倍、3倍ショックを受けてしまうようになります。
大切なのは「強くなる」ではなく、こまめにストレスを発散し、時には十分な休息で心身を癒すことなのです。
五感を使ってストレスを発散し、上手にストレスと付き合おう
- みる(視覚)
- 例)好きな景色や楽しい映画をみる
- きく(聴覚)
- 例)好きな⾳楽を聴く
- かぐ(嗅覚)
- 例)アロマや花の⾹りをかぐ
- 味わう(味覚)
- 例)じっくり食事を味わう
- 感じる(触覚)
- 例)マッサージや温泉、 スキンシップなど
あなたがつらい時や悩みがあるときは勇気をもって誰かに相談しよう。
~こころのSOSを発信しよう~
誰かに相談することで、解決の糸口が見えたり、こころの荷物を軽くすることができます。

自殺を防ぐために私たちができること
- 気づき
- 家族や仲間の変化に気づいて声をかける。
「眠れていますか?」など、自分にできる声掛けをしていきましょう。
- 傾聴
- 本人の気持ちを尊重し、つらい気持ちに共感し耳を傾ける。
悩みを話してくれたら、時間をかけてできる限り傾聴しましょう。話題をそらしたり、訴えや気持ちを否定したり、表面的な励ましをしたりすることは逆効果です。
- つなぐ
- 早めに専門家に相談するよう促す。
心の病気や社会・経済的な問題を抱えているようであれば、公的相談機関、医療機関などの専門家への相談につなげましょう。相談を受けた側も、一人では抱え込まず、プライバシーに配慮した上で、本人の置かれている状況や気持ちを理解してくれる家族、友人、上司といったキーパーソンの協力を求め、連携をとりましょう。
- 見守る
- 温かく寄り添いながらじっくりと見守る。
身体や心の健康状態について自然な雰囲気で声をかけて、あせらずに優しく寄り添いながら見守りましょう。
必要に応じ、キーパーソンと連携をとり、専門家に情報を提供しましょう。
啓発活動
国は、9月10日~16日を自殺予防週間、3月を自殺対策強化月間と定めて、自殺予防に向けた集中的な啓発活動を実施しています。
市においても、この期間にあわせて、自殺について正しい知識を普及啓発し、命の大切さや自殺の危険を示すサインや、危険に気づいたときの対応方法など知っていただくために、啓発を行っています。
- お問い合わせ
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健康・長寿課/保健予防係
〒519-4324 三重県熊野市井戸町1150
電話番号:0597-89-3113