花の窟(世界遺産)
花の窟は720年(奈良時代)に記された日本で2番目に古い歴史書である『日本書紀』の神代第一で「国産みの舞台」として登場しています。この地は熊野三山信仰に先立つ古代からの聖地「窟の熊野」として重要な意味を持っており、まさに日本人のルーツといえる場所です。歴史書には花の窟から御神宝を本宮大社へ移したことが書かれています。
日本書紀に記されている事柄(参考資料のとおり)そのままに、今も毎年2月2日と10月2日には、例大祭が行われ、多くの方が参拝に訪れます。例大祭で行われる「お綱かけ神事」は三重県の無形民俗文化財に指定されています。
関連リンク
参考資料
『日本書紀 巻第一 神代(かみよ) 上』-現代語訳
一書はいう、伊弉冉尊(イザナミノミコト)は、火の神(カグツチノカミ)を生むときに、やけどして死んだ。それで紀伊の国熊野の有馬村に葬った。
この地の民俗は、この神の魂を祭るのに、花どきにはその花をもって祭り、また鼓、笛をならし、幡、旗をたてて、歌舞して祭るのである。
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文化財
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アクセス
- JR熊野市駅から:新宮駅行きバス4分「花の窟」下車
- JR熊野市駅から:車で国道42号を有馬町方面へ 約5分
- 熊野大泊ICから:車で約10分
- お問い合わせ
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商工・観光スポーツ課/観光交流係
〒519-4392 三重県熊野市井戸町796
電話番号:0597-89-4111
内線:431