医療費の適正化にご協力ください
国民健康保険(国保)は、被保険者の皆様から納めていただいた保険税や国・県の補助金で運営されています。近年、生活習慣病をはじめとする長い治療期間を必要とする慢性疾患の増加や医療の高度化に伴って、医療費が増加する傾向にあり、国保財政が次第に圧迫されてきています。国保を健全に運営し、これからも皆様が安心して医療を受けられるよう、医療費の適正化にご理解とご協力をお願いします。
医療費を適正化するために
大切な医療費を健全に活用するために、定期的に健康診断を受けたり、お医者さんのかかり方を見直したり、健康を維持することが有効な手立てとなります。
1 定期的に特定健診を受診しましょう
年に1度、特定健診を受けることで、自分の健康、体調の変化を知ることができます。生活習慣病の予兆を早期に発見し、治療を開始することで、予防と改善に取り組むことができます。特定健診の受診方法は次のリンクをご参照ください。
熊野市国保では、6月下旬に特定健診の受診券を発送しています。毎年7月~11月が受診期間になっていますので、忘れずに期間中に受診してください。なお、受診を忘れている人に対して、受診をお願いする文書を送付したり、電話をかけることがあります。
2 重複受診(はしご受診)を控えましょう
重複受診とは、お医者さんを次々と変えて、多くの病院を渡り歩くことを言います。病院を変えるたびに、検査や処置、投薬などをやり直すことになるので、医療費を増やす結果になります。また、重複する検査や投薬によって体に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
3 かかりつけ医・かかりつけ薬局を持ちましょう
何かあったらすぐに受診・相談できるかかりつけ医は、あなたの体質や生活習慣、病歴を把握しているので、大きな安心を与えてくれます。病気の時だけでなく、健康管理全般のアドバイスもしてくれるので、日頃から信頼関係を築いておくことが大切です。また、薬局もかかりつけを決めておくことで、処方された薬歴が分かるので、飲み合わせの注意や重複処方を防いだり、服薬の指導や相談にも乗ってくれます。
4 「お薬手帳」を活用しましょう -「お薬手帳」は一冊に!
複数の病気を抱えている場合、かかる医療機関も複数になってしまうことがあります。特に、高齢者では、使っている薬が6種類以上になると、副作用を起こすというデータもあります。お薬手帳を1冊にまとめておき、医療機関や薬局に提示することで、あなたに処方されている薬を把握することができるので、薬の飲み合わせに注意したり、薬のもらいすぎを防ぐことができます。
熊野市国保では、3か月以上連続して複数の医療機関から同じ薬効の薬の処方を受けている人に対して、病状と薬の処方状況を確認する文書を送付することがあります。お手元に届いた人は、薬の処方状況を確認していただくとともに、お薬手帳の活用をご検討ください。
- 「ポリファーマシー」をご存じですか?
- 単に多くの薬を服用しているだけではなく、多くの薬を服用しているため、副作用を起こしたり、きちんと薬の服用ができなくなっている状態をいいます。
5 ジェネリック医薬品の利用をご検討ください
ジェネリック医薬品の説明は次のリンクをご参照ください。
薬の値段が安く設定されていますので、ジェネリック医薬品に替えることで、あなたの本人負担額の軽減や、国保の医療費の抑制につながります。ジェネリック医薬品の利用には、医師の処方箋が必要となります。かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
熊野市国保では、ジェネリック医薬品に切り替えることで一定以上の差額が発生する人に対して、利用差額通知書を毎年2月に送付しています。
- お問い合わせ
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市民保険課/保険年金係
〒519-4392 三重県熊野市井戸町796
電話番号:0597-89-4111
内線:123