子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について

更新日:

  • Twitterでツイート
  • Facebookでシェア

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頚がん罹患が増えています。
HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年生~高校1年相当の女子を対象に定期接種が行われており、4月からはこれまでの2種類のワクチン(2価と4価ワクチン)に加え、9価ワクチンが公費で接種できるようになりました。
HPVにはいくつかの種類(型)があり、9価ワクチンは、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類のHPVの感染を予防することができます。

対象者

・小学校6年生~高校1年生相当の女子
平成19年度~平成23年度生まれ(誕生日が2007年4月2日~2012年4月1日)までの女性
※標準的な接種期間は、中学校1年生~高校1年生相当の女子

・平成9年度~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)までの女性で、過去にHPVワクチン接種を計3回受けていない人
※平成9年度~平成19年度生まれの人は、キャッチアップ接種対象者となり、令和7年3月まで接種できます。

接種方法

対象者には、4月中に個別通知を行いました。お知らせやリーフレットをよく読み、接種を希望する場合は、直接医療機関に予約し接種を受けてください。

ワクチンの種類

一定の間隔をあけて同じワクチンを合計2回または3回接種します。
接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。
どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。

2価ワクチン(サーバリックス)
3回接種
4価ワクチン(ガーダシル)
3回接種
9価ワクチン(シルガード9)
・1回目の接種を15歳までに受ける場合は2回接種
・1回目の接種を15歳から受ける場合は3回接種

※国では、これまでに2価又は4価のHPVワクチンを1回又は2回接種した方は、原則として同じワクチンを接種することをお勧めしていますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能としています。

注意事項

  1. 他の予防接種を受けた方(また受ける予定の方)は、予防接種の接種間隔に注意してください。新型コロナワクチンの接種の前後は、13日以上の間隔を空ける必要があります。

  2. ワクチンで防げないHPV(ヒトパピローマウイルス)感染もあるため、ワクチンを受けた後も20歳になったら子宮頸がん検診を定期的に受診することが大切です。熊野市では、20歳から集団検診と個別検診で子宮頸がん検診を受けることができます。
お問い合わせ

健康・長寿課/保健予防係

〒519-4324  三重県熊野市井戸町1150
電話番号:0597-89-3113

ページトップへ