熊野市トンネル長寿命化修繕計画(個別施設計画)

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長寿命化計画の背景・目的

背景

熊野市が管理する供用中のトンネルは、3箇所(木本隧道、小川口隧道、土場トンネル)であり、木本隧道が延長509.5m、小川口隧道が86.2m、土場トンネルが182.4m、総延長778.1mと長大ではないが、木本隧道が建設後95年、小川口隧道が建設後63年、土場トンネルが建設後63年と現時点で50年を大きく超過している。
道路トンネルの維持管理は、社会資本ストックの増加により適切な維持管理が不十分なため構造物の老朽化が進行し、全国の山岳トンネルにおいては第三者被害が発生している。
このような中、限られた財源と管理体制の下で、効率的かつ効果的な道路トンネルの維持管理の実施により、利用者への安心安全な道路交通を提供することが求められている。

目的

大規模補修・全面改修工事の集中は、社会的影響の発生や財源確保の困難さが予想されるため、工事時期の分散やコスト縮減及びコストの平準化が必要である。今後高齢化トンネルが増加していくため、同じような供用年数で大規模補修・全面改修する場合には、市民生活の安心・安全等への影響、通行止めによる道路のネットワーク機能の低下、工事コスト増大、財源確保 等の影響が考えられる。
これらの問題を解決する維持管理手法として、従来の対症療法型維持管理(事後保全)から新たな予防保全型維持管理(予防保全)への転換を図る必要がある。予防保全では、トンネルの総合的な維持管理コストの縮減とトンネルの長寿命化、社会的損失の回避・抑制を図ることができ、さらに、年度毎のトンネル維持管理コストを平準化するように管理することが可能となる。この考えを取り入れたトンネル長寿命化修繕計画を導入し、持続可能な維持管理の推進によって利用者の安心・安全な道路交通を確保することを目的とする。

計画ダウンロード

(令和4年3月30日更新)

お問い合わせ

建設課/都市整備室

〒519-4392 三重県熊野市井戸町796
電話番号:0597-89-4111
内線:210

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